正負の数の掛け算(乗法)
正の数×正の数の答は正の数
正の数×負の数の答は負の数
負の数×正の数の答は負の数
負の数×負の数の答は正の数
となる。
同符号の2数の積は+
異符号の2数の積は-である。
計算するときは、まずはじめに2数の符号をチェックして異符号なら積は負の数に、同符号なら積は正の数になる。
計算の手順
正負の数の計算では符号の間違えがもっとも多いので注意!!
( - 8 ) × ( + 7 )=- 8 × 7 =-56
( - 6 ) × ( -4 )=+ 6×4 =+ 24
【確認】
次の計算をせよ。
(-3)×(-5)
+15
(+2)×(-8)
−16
(-10)×(+6)
−60
練習 2数の乗法 ≫
例題_3数以上の乗法 ≫
正負の数の割り算(除法)
符号は掛け算のときと同じ。
正の数÷正の数の答えは正の数
正の数÷負の数の答えは負の数
負の数÷正の数の答えは負の数
負の数÷負の数の答えは正の数
逆数
2つの数の積が1のとき、一方を他方の逆数という。
4×14=1 なので、14は4の逆数である。
−5×(−15
)=1より -5の逆数は −15、
23×32
=1より23
の逆数は 32である。
整数の逆数は、分母にその整数で分子が1の分数になる。
分数の逆数は分母と分子を入れ替える
負の数の逆数は負の数になる
【例】
12の逆数は 112
411の逆数は114
-9の逆数は-19
【確認】
次の数の逆数を答えよ。
7 17
-15 -115
45
54
-76
-67
例題_逆数 ≫
逆数と割り算
割り算は逆数の掛け算とおなじ
(−2)÷(−6) = (-2)×(−16) = +13
割り算は逆数の掛け算と同じなので分数の割り算はもちろん、整数の割り算も逆数の掛け算に直して計算する。
とくに、3数以上の計算や掛け算割り算の混ざった計算で有利になる。
【例】
(-12) ÷ (+4) = -3
(-5) ÷ (-2) = 52
14 ÷ (-21) = -23
-35 ÷ 910 = - 23
【確認】
次の計算をせよ。
(-10) ÷ (-2)
+5
(+15) ÷ (-3)
−5
(−6) ÷ (+8)
−34
(+23) ÷ (−45)
−56
練習 2数除法 ≫
例題_3数以上、乗法除法の混じった計算 ≫
累乗
同じ数をかけあわせたものを累乗 という。
23「2の3乗」と読む。2を3回かけた 2×2×2 と同じである。
右上の小さい数字を指数とよぶ。
同じ数の掛け算は累乗を使ってあらわす。
3×3 = 32
(-2)×(-2)×(-2)×(-2)=(-2)4
このように(-2)を4回かけるときにはカッコの外に指数を書く。
【例】
14 × 14 = 142
(-3)×(-3)×(-3)×(-3)×(-3)×(-3) = (-3)6
【確認】
次の計算を累乗の指数を使ってあらわせ。
5×5×5
53
(-6)×(-6)
(−6)2
【例】
65 = 6×6×6×6×6
-34 = - 3×3×3×3
(-5)4 = (-5)×(-5)×(-5)×(-5)
マイナスのあるとき、かっこの外に指数がある時などは注意が必要である。
【確認】
かけ算であらわせ。
83
8×8×8
(-3)2
(-3)×(-3)
【計算練習】
計算せよ。
33
27
(-2)6
64
分数の累乗
分数の累乗は分子どうし、分母どうしそれぞれ指数の数だけ掛け算する。
【計算練習】
計算せよ。
(15)2
125
(34)3
2764
(-310)4
8110000
練習 累乗 ≫
例題_累乗を含む乗法・除法 ≫
学習 コンテンツ
練習問題
各単元の要点
pcスマホ問題
数学の例題
学習アプリ
中1 計算問題アプリ 正負の数
中1数学の正負の数の計算問題 加法減法乗法除法、累乗、四則計算