動点に関する2次方程式文章題
         
            毎秒1cmで進む点がx秒間に進む道のりはxcm, 毎秒2cmなら2xcmとなる。
        
        【例題】 
    △ABCはBC=12㎝、AC=6㎝、∠BCA=90°の直角三角形である。
    点Pは頂点Bを出発して毎秒2㎝でCまで進む。
同時に点Qは頂点Cを出発して毎秒1㎝でAまで進む。
    
△PCQの面積が9㎝2になるのは出発から何秒後か。
    
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    △PCQの面積をxの式で表し、「△PCQの面積が9になる」という方程式を作る。
    三角形の面積は底辺×高さ÷2、△PCQは直角三角形なので、辺PCと辺QCをそれぞれxの式で表す。
    
    Pは毎秒2cmで進むのでx秒間に進む道のりは2xcmである。
    出発からPが進んだ長さはBPなのでBP=2xとなるのでPC=12-2xである。
    Qは毎秒1cmなのでx秒間に進む道のりはxcmになる。
出発からQが進んだ長さはCQなのでCQ=x
    
   △PCQの面積をxの式で表すとx×(12-2x)÷2 = x(6x-x)
    これが9cm2なので x(6-x)=9
    これを解くと6x-x2=9
    x2-6x+9=0
    (x-3)2=0
x=3
       
【答】3 秒後
    
    【確認】
 
	       
                    
                    1辺18㎝の正方形ABCDにおいて点Pは頂点Aから頂点Bまで、
                    点Qは頂点Dから頂点Aまで動く。PとQは同時に出発し
                    両方とも毎秒1㎝の速さで動くとする。
                    △QPCの面積が126㎝2になるのは出発してから何秒後か。
                出発から x 秒後とする。
  
	18(18−x)
	2
+
	x(18−x)
	2
+
	18x
	2
=324-126
  
これを解くと x=6, x=12
       
【答】6 秒後と 12 秒後
            
    
                    
                    図は縦12㎝、横6㎝の長方形である。
                    点Pは頂点Aを出発して毎秒2㎝でBまで動き、点QはAと同時に
                    頂点Dを出発し毎秒1㎝でAまで動く。Pから辺BCに平行な直線
                    を引き辺CDとの交点をRとする。
                    台形PRDQの面積が16cm2になるのは出発してから何秒後か。
                出発から x 秒後とする。
	6×2x
	2
+
	x×2x
	2
=16
  
これを解くと x=2, x=-8
  
ところが 0<x なので x=2
       
【答】2 秒後
            
    
