【例題】2点から1次関数の式を出す
2点から1次関数の式を出す方法は2通り。
① 変化の割合を出し、傾きと1点から式を出す。
② x,yをそれぞれy=ax+bに代入して連立方程式にしてa,bを出す
どちらの方法でも1次関数の式が出せる。
【例題】
x=2のときy=7で、x=4のときy=11となるような1次関数の式を求めよ。
2点(2,9) (4,7)を通る直線の式を求めよ。
切片が3で点(-2, 11)を通る直線の式を求めよ。
点(1,6)を通り、直線y=-x+3とx軸上で交わる直線の式を求めよ。
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まず2点から変化の割合を出す。
①
変化の割合 = 11-7
4-2=2
y = 2x+ bに x=2, y=7を代入
7=2×2+b
-b=4-7
-b=-3
b=3
よって1次関数の式は y=2x+3
②
変化の割合 = 7-9
4-2=-1
y=-x+bにx=2, y=9を代入
9=-2+b
-b=-2-9
-b=-11
b=11
よって1次関数の式は y=-x+11
③
切片3は(0,3)なので
変化の割合 = 3-11
0-(-2)=-4
よってy=-4x+3
④
直線y=-x+3とx軸との交点はy=0を代入して
0=-x+3
x=3よって(3,0)
(3,0)と(1,6)から変化の割合=0-6
3-1=-3
y=-3x+bにx=3, y=0を代入すると
0=-3×3+b
-b=-9
b=9
よってy=-3x+9
【別解】
y=ax+bに(x,y)の組をそれぞれ代入して
連立方程式にしてa,bを出す。
①
y=ax+bにx=2, y=7を代入すると 7=2a+b
y=ax+bにx=4, y=11を代入すると11=4a+b
2a+b=7 4a+b=11
これを解くとa=2, b=3
よってy=2x+3
②
y=ax+bに(2,9)を代入すると 9=2a+b
y=ax+bに(4,7)を代入すると 7=4a+b
9=2a+b 7=4a+b
これを解くとa=-1, b=11よって
y = -x+11
③
切片3なので y=ax+3 これに(-2, 11)を代入すると
11 = -2a+3
2a=-8
a=-4
よってy=-4x+3
④
直線y=-x+3とx軸との交点はy=0を代入して
0=-x+3
x=3よって(3,0)
y=ax+bに(3,0)を代入すると 0 = 3a+b
y=ax+bに(1,6)を代入すると 6 = a+b
0=3a+b 6=a+b
これを解くと a=-3,b=9
よって
y=-3x+9
【練習】
x=-2のときy=17で、x=1のときy=-1となるような1次関数の式を求めよ。
y=-6x+5
2点(-12,2) (4,10)を通る直線の式を求めよ。
y=12x+8
切片が-2で点(6, 10)を通る直線の式を求めよ。
y=2x-2
点(6,8)を通り、直線y=-3x+12とx軸上で交わる直線の式を求めよ。
y=4x-16
1次関数 例題
1次関数とは1次関数 傾きと切片からグラフをかく1次関数xの増加量、yの増加量変化の割合傾きと1点から1次関数の式を出す2点から1次関数の式を出す1次関数変域 xの変域が片側だけ1次関数変域 a, bの値を求める1次関数変域 切片とyの最大値(最小値)を出す1次関数変域 傾きとyの最大値(最小値)を出す1次関数変域 傾きとyの最大値(最小値)を出す2平行なグラフ2直線の交点の座標3直線が1点で交わる3点が一直線上に並ぶ関数と図形 線分の長さ関数と図形 三角形の面積2点の座標から中点を求める三角形の面積を二等分する直線1(頂点を通る)三角形の面積を二等分する直線2(頂点を通らない)関数と図形 平行四辺形の面積を2等分する直線関数と図形 正方形 関数と図形 面積が等しい三角形動点 ダイヤグラム ダイヤグラム2 ダイヤグラム3(道のりの差)1次関数 練習問題
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