1次関数の応用では
変数x,yがそれぞれ「何を表しているのか」しっかり把握することが大切である。
さらに、動点の問題では点が動いた道のりをxで表す必要がある。
また、点の位置によって「場合分け」して考えなければならない。
例 AB=4cm, BC=6cmの長方形ABCDがあり、点PはAを出発して毎秒2cmでA→B→C→Dと進む。
出発からx秒後の△APDの面積をycm2とする。動かす
点Pは毎秒2cmで進むので
(1)Pが辺AB上にあるとき
毎秒2cmで動くと点Pが辺AB上にいるのはスタートから2秒間なのでxの変域は0≦x≦2である。
また、赤で示したところがPの移動した道のりなので、長さは2xcmとなる。
底辺をADとすると△APD高さはAPで、これは赤い部分と一致するので2xcmが高さとなる。
底辺6cm、高さ2xcmから面積を求めるとy=6xとなる。
(2)Pが辺BC上にあるとき
赤で示したところがPの移動した道のり(2xcm)だが、底辺をADとしたときの△APDの高さは
Pが辺BC上を移動する間変化せず、ずっと4cmのままなのでxは関係ない。底辺6cm,高さ4cmから面積を求めると
y=12 となる。(xはない)
Pはスタートから2秒でBに到達し、Cに到達するのはスタートから5秒後なので変域は2≦x≦5である。
(3)Pが辺CD上にあるとき
Pの移動した道のり2xcmは赤い部分。△APDの高さはPD(青い部分)。AB+BC+CDから赤を引くと青がでる。
よって高さは(14-2x)cm、底辺6cm、面積はy=(14-2x)×6÷2=42-6x
スタートから5秒後にC,7秒後にDに到達するので、変域は5≦x≦7
グラフを描く
(1)y=6x(0≦x≦2)、(2)y=12(2≦x≦5)、(3)y=42-6x(5≦x≦7)をグラフにする。
式の形からすべて直線とわかるので、変域の端の点の座標をとり、直線で結ぶ。
x=0のときy=0, x=2のときy=12, x=5のときy=12, x=7のときy=0
点 線
1次関数 例題
1次関数とは1次関数 傾きと切片からグラフをかく1次関数xの増加量、yの増加量変化の割合傾きと1点から1次関数の式を出す2点から1次関数の式を出す1次関数変域 xの変域が片側だけ1次関数変域 a, bの値を求める1次関数変域 切片とyの最大値(最小値)を出す1次関数変域 傾きとyの最大値(最小値)を出す1次関数変域 傾きとyの最大値(最小値)を出す2平行なグラフ2直線の交点の座標3直線が1点で交わる3点が一直線上に並ぶ関数と図形 線分の長さ関数と図形 三角形の面積2点の座標から中点を求める三角形の面積を二等分する直線1(頂点を通る)三角形の面積を二等分する直線2(頂点を通らない)関数と図形 平行四辺形の面積を2等分する直線関数と図形 正方形 関数と図形 面積が等しい三角形動点 ダイヤグラム ダイヤグラム2 ダイヤグラム3(道のりの差)1次関数 練習問題
1次関数基礎1 1次関数基礎2 1次関数基礎3 1次関数_変化の割合1 1次関数_変化の割合2 1次関数_変化の割合3 1次関数のグラフ1 1次関数のグラフ2 1次関数のグラフ3 1次関数のグラフ4 1次関数の式の出し方 1次関数の式2 1次関数の式3 1次関数の変域1 1次関数の変域2 1次関数の変域3 直線の式とグラフの交点 直線の式 平行・交点 直線の式 平行・交点2 1次関数基礎まとめ関数と図形 関数と図形2 直線と四角形 1次関数応用(動点) 動点2 ダイヤグラム1 ダイヤグラム2 動点3(発展) 関数と図形(面積を二等分する直線) 関数と図形(面積を二等分する直線2) 1次関数まとめ2 1次関数まとめ3 1次関数総合問題lv.1 1次関数総合問題lv.2 1次関数総合問題lv.3